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SONYのMDR-HW700DSを購入したのでレビュー

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「これから」を考えるならHDMI音声出力!4Kパススルー!家電や他の機器からのノイズを防ぐ2.4GHz帯と5GHz帯のデュアルバンド無線伝送方式!という訳でPS4やNintendo Switchに最適なSONYのMDR-HW700DSを購入したのでレビューしたいと思います
MDR-HW700DS 購入 レビュー
きっかけいいから操作性を知りたい!という人はクリック

このページの目次

MDR-HW700DSを購入したきっかけ

前回購入したパナソニックのRP-WF7-Kは母(夜明けの映画)も父(休日の時代劇)もいたく気に入ってしまったのでプレゼントとして割り切る事に・・
で、もう一台、自分用に同じデジタルサラウンドヘッドホンを買おうかな・・と思ったんだけど、最高の環境を考えた時、色々調べた結果、MDR-HW700DSを手にいれる事になったんですが・・
おそらく他のワイヤレスヘッドホンに比べて・・価格が高い・・と思っている人もいるかもしれませんが、実は価格が高いのには訳があり、そして価格以上の価値がある・・実際に使ってみてそう感じた部分・・だけでなく、使ったからこそわかる生のユーザーの批判の声もお届けします(笑)

箱の中身

MDR-HW700DSの箱の中身
  1. 説明書2冊
  2. 光デジタルケーブル(1本)
  3. アダプター
  4. 充電ケーブル
  5. ワイヤレスヘッドホン
  6. プロセッサー本体

機器との接続方法

MDR-HW700DSの接続説明
私の場合、テレビもPCもHDMIポートがあったのでプロセッサーのHDMI入力ポートにPC・PS4を接続。出力ポートにテレビという形でそれぞれHDMIケーブルで接続しています。ただ、HDMIケーブルは同梱されていないので1本は自分で用意する必要があります。
※3Dテレビや4Kテレビの場合はHYSPEEDHDMIケーブルを推奨。HDMI接続ができない機器の場合、付属の光デジタルケーブルで接続してください
たったこれだけの簡単接続です
ちなみに現在はこんな感じです
MDR-HW700DS Nintendo switch
出力はテレビモニターで入力ポートにはそれぞれ、PS4、Nintendo Switchを接続して切り替えて使ってます。もちろん、5.1chサラウンドも確認済み

機能豊富なプロセッサーの説明

MDR-HW700DSのプロセッサーは上部、側面とボタンが多いので、各部位について簡単に説明します

上部ボタン及び前面パネル表示

MDR-HW700DSの上部ボタンと前面パネル

IDセット・INPUT

接続している機器の表示を切替えするボタン。ボタンを押すたびに前面パネルのHDMI表示が切り替わります。またボタン長押しで同機種の増設用ヘッドホンを認識するための機能です。

EFFECT

CINEMA・GAME・VOICEの3つのモードを切り替えるためのボタンです。

MARTRIX

DollbyPLllz(左右のフロントスピーカーの上に(高さ)スピーカーを配置したサラウンドサウンド環境)とNEO:X(DollbyPLllz+前方スピーカーと前方左右の上に(高さ)も配置した11.1ch環境)を切り替えるボタンです。

COMPRESSION

COMPRESSIONボタンはダイナミックレンジの広さを切り換えるボタンです。爆発音のような大きな音を小さく、会話などの小さな音を大きくしたい、映画やクラシック音楽などに最適なボタンです

側面ボタン

mdr-hw700dsの側面のボタン

ATT(LINEIN)アッテネーター

赤白のAVケーブルでアナログ接続をした際にノイズなどが発生した場合の調整スイッチ
※AVケーブルを利用しない場合は変更の必要なしです

WIRELESS BAND(ワイヤレスバンド)

通常、プロセッサー本体とヘッドホンは2.4GHZ帯で接続していますが、ノイズや音とびなど周りの家電等、電波の影響を受ける際、5GHZ帯の周波数に切り替えて接続する事ができます

CONTROL FOR HDMIスイッチ

音声の出力先をヘッドホンではなく別の機器(コンポやスピーカー)から出したい際にMODEを切り替える事ができます。

基本的に側面の設定は一度してしまえば変更はほとんどありません。注意点として屋外で使用するライブやパーティー(欧米か!)では5GHZ帯で利用使用しないで下さい※電波法違反らしいので

ヘッドホンの装着感

ヘッドホンの質感は光沢がない滑らかな高級感でGOOD!・・って外観は別にいいわな(かぶれば見えないし)イヤーパッドは耳を覆う形で集音性・外部音の遮断としっかりしてます
で、ヘッドホンを選ぶ際に、めがね着用者にとって問題なのが、締め付けの強さと密着感なんですが・・、これがまぁなんといってもイヤーパッドの感触ですよ!もうね柔らかいとかそういう事じゃない!
MDR-HW700DSのイヤーパッドの質感
あれはもう枕です!低反発まくらです!
完全に眠らせに来てます(笑)
超絶にさわり心地もよく、あのやさしく包まれている感覚は癖になります
もちろん、柔らかいのでめがねをつけたままでも締め付け感はないですね

ヘッドホンの操作性

MDR-HW700DSのヘッドホンの電源は自動的に入る
電源は半自動型(ボタンもあるけど)ヘッドホンかぶろうと広げると、それを感知して自動的に電源が入ります(プロセッサー側も)
※ここは賛否両論かるかもしれませんがね・・(後述)

操作ミスを防ぐ段差を分けたシンプルボタン設計

MDR-HW700DSのヘッドホンボタン操作
  • ボリュームコントロール:ジョグダイヤル式で微調整可能
  • EFFECT:CINEMA・GAME・VOICEの3つのモードを切り替え
  • INPUT:接続機器の映像・音声切替
  • MENU:画面に表示して調整(左右選択・押し込みで決定)
MENU画面では人の声を強調するCenterLevel(0~+8dbまで)やサブウーファーの調整(-6~+6dbまで)、他に音ずれの遅延調整などができるようになっていますがここでは省略w

MDR-HW700DSの個人的な感想

さて、期待に胸を膨らませているあなたへ・・
いいことばかりじゃないんだよ!
ってなわけで、実際に使ってみたナマの感想いっちゃうよ!

電源のON時に起きる連動問題・・

HDMIをさせる入力ポートが3つもあるので、PS4・PC・WIIUの3つを接続し、テレビに映像を出力。これでヘッドホンの入力切替ボタンで画面と音声元を変更できるんだけど・・HDMIでの接続になるので、当然映像の出力にも影響がでるんだ
ヘッドホンをパソコンからUSBで充電していて、ちょっと場所を移動・・と動かすと
ヘッドホンとプロセッサーの電源が自動的に入る
そのたびに画面が一旦途切れる(切り替え時)
持ち上げるたびに電源がついて・・消えて・・画面途切れて・・
センサー電源っているんかねSONYさん?(よけいにめんどくさいわ)

耳が暖かくて眠くなる

正直、イヤーパッドの低反発枕のような柔らかくさわり心地の良い素材のせいかとてつもなく耳が暖かい
え?これ寝具?といってもいいくらい安らぎのフィット感!静かなまったりした映画だとおそらく寝てしまう不安があるね。それはそれで疲れてる時はいいのかもしれないけれどねw
でも、冬場で気温が低くてもこの暖かさ・・ですが
夏場はまぁまぁ・・(;^ω^)
これはどのヘッドホンにも言える事なので悪い点ではないと思うけどねw

値段が高い?いやいや・・逆に「安い!」と思える理由

前回購入したパナソニックのRP-WF7-Kに比べればはっきり言って値段は二倍近い差があるので、本来であれば購入検討の対象からはずしていたんだけど、大事なのは値段じゃなかった!
これから先を考えたらHDMIへの対応が必須
調べてみるとMDR-HW700DSはデジタルサラウンドヘッドホンの中で
唯一HDMI出力に対応している
(同タイプの古い一部機種もあるけど、最新という意味で)
ブルーレイディスクのデジタル音声にはこのHDMIでしか出力されない音声もあるらしい
光デジタルケーブルはHDMIが登場する前の昔の5.1ch全盛期に大人気だったけれど、5.1chまでしか対応できないのでこれから先がない。5.1chってあくまでもDVD時代のものだしね・・
しかし、これからの時代は映画もゲームもブルーレイディスクがメインになっていくため必然的にHDMIでのデジタル音声出力が基本になっていくと考えれば、選ぶポイントはHDMI対応だよね

4K映像出力にも対応してるだと!?

光デジタルケーブルと違って、HDMIはコード一本で音声と映像を出力している。そのため光デジタルケーブルみたいに音声だけを出力するというのはできない。だから、このMDR-HW700DSは音声と同時に映像も中継するHUB(ハブ)の役割も担っている
この時、機器(PS4・ブルーレイ)→MDR-HW700DS→テレビ・モニターに出力する際に、映像出力を劣化させないように4Kパススルー(4K映像を劣化・遅延させない)に対応しているというのも凄い!
まだ4Kテレビは持ってないけど、いずれは買い替えの時期がくる!
この機能は「これからを見据えている」(※すでに4Kテレビがあるならおすすめ)

3つの入力ポートがHDMI分配器(セレクター)の役割も担う

HDMIの接続は3つまで可能なので、ブルーレイ・PC・ゲーム等まとめて接続して、ボタンひとつで切り替える事ができる。これって複数の機器を切り替える分配器と同じ役割
ちなみに4K対応で同じような機能がついている分配器で約1万円ですが~
この他に!さらに!ワイヤレスヘッドホンがセット!
しかも~9.1chのサラウンド環境がつくんですよ~!?(ジャパネット風)
9.1chワイヤレスヘッドホンHDMI分配器(3入力+光デジタル出力)
そういう意味で価格を考えると・・
3万ちょいでワンセットは一挙両得でした!

ノイズ・音とびを防ぐ!2.4GHz帯と5GHz帯のデュアルバンド無線伝送方式

基本生活家電の出す周波数は2.4GHzで、デジタルサラウンドヘッドホンのほとんどが干渉しやすくノイズや音ずれの原因となるんだけど、これに対し5GHz帯というのはほぼ家電の周波数の影響がないため、より安定したワイヤレスの接続環境で音ずれやノイズの発生がでないらしい
初めて起動した時、サー・・というノイズ音(静かじゃないとわからないレベル)が若干気になったので、5GHZに変えればどうなるんだ?とカチっ!っと側面のスイッチを切り替えた見た所・・
お世辞抜きにノイズ音が聞こえなくなった
「周波数の電波障害を避ける」って大事だね(笑)

音質気にするな!環境(設定・ソフト)に左右されるから

音質の問題ははっきりいって接続機器の設定や再生するソフトに左右される。例えば、最近レンタルしてみた猿の惑星新世紀のサウンド設定は7.1ch対応してた。MDR-HW700DSは最大9.1ch(7.1ch+2個のバーチャルスピーカー)なのでCINEMAモードにしてフル機能で音体感することができたけどね
猿の惑星新世紀の音声設定
でも、つい昨年の映画ですら、最大で7.1chの音環境にしか対応してないのが現実。それ以前の作品となれば、5.1chが積の山だけど・・5.1chだから悪いって事もないんだよね。PS4の龍が如く0をゲームモードにしてチェックしてみてそれを感じた
龍が如く0 5.1ch体験
このゲームは5.1chの環境で構築されているけど、個人的には7.1chのCINEMAモードよりも人の声、音のなる方向、距離感がはっきりと感じた気がする。自分を中心に音を拾うゲーム特有なのかもしれないけどね。
結局はどんなにサウンド環境を整えても、再生するソフト側の音の作りこみに左右されるって話。RP-WF7-Kの光デジタル出力でもチェックしてみたけど、ゲームの場合大差なかった(笑)

ビットストリームやリニアPCMを変換すると変わる?

音質にこだわる人が気にする変換形式がビットストリームLPCM

ビットストリームとは?

記録されたデジタル音声をそのまま音響機器等にダイレクトに出力するのがビットストリーム。つまり、上記で言えば、猿の惑星新世紀の音声環境を完全に再現するためには再生機器であるPS3の出力設定をビットストリームに設定することでブルーレイディスクに記録された生音を聞けることになる

リニアPCM(LPCM)とは?

これに対し、デジタル音声を出力環境にあわせて音質を変換して出力するのがリニアPCM。要は互換性対応って事。PC用語でわかりやすく言えば、avi・wmv・mp4といったファイル形式の違う動画でも映像再生できる(画質は変わるけどな)みたいな考え方

したがってディスクや映像に記録された生音を再現するには
再生機器(ブルーレイ・PS3・PS4)をビットストリーム出力にする事
ただし!注意点は互換性がなくなる事
再生するソフトによっては一部音が聞こえない等の問題も発生します
※HDMIのデジタル音声には光デジタルケーブルでは拾えない音声もある
そういう意味ではよくわかってないなら出力はリニアPCMの設定のままでいいと思う
どうせ、俺ら耳が肥えてない素人には違いがわからないレベル(笑)
あ、でもバトルフィールドとかCODとか音が死線を分けるゲームなら
ビットストリーム(生音)がいいかもしれんが(笑)

MDR-HW700DSを検討してる人へのおすすめポイント

  • 価格が高い理由:ワイヤレスサラウンドヘッドホン+3 HDMIセレクター(4K映像・音声が遅延しない)
  • 音質:ここは個人差や接続機器の設定、再生ソフトウェアによって評価は変わる
  • 使い心地:軽い。柔らかい・癒される・耳があったかい
  • 性能:各種オプション・2.4GHZ・5GHZデュアルバンド無線伝送
これから先の時代を見据えたHDMI対応・4K対応・5GHz周波数等からもろもろ検討した結果
MDR-HW700DSを選んだんだけど、実用度として大満足の一品!
こんな長い記事を最後まで読んだあなたは真剣に検討してるようですね
少しでも参考になれば幸いです
映画やゲームの9.1chサラウンド音を一緒にいる人にも聴かせたいなら、ヘッドホンのみ増設できます

追記:PS4「PRO」用に考えるならプレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット

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