解像度が馬鹿みたいに高くなった4K/30fpsより、画面解像度でいえば、4kには劣るものの、60fpsという滑らかな動きを実現するフルHD(2K)60fpsのほうが現実的に有効だと気づいたので、実際に自分で動画を撮って試してみたら、ぐぅの音もでないほどフルHD1080p60fpsが安定していると確定
4Kだ!と騒ぎだしたのはIPHONE SEに変えた時の事。「やべぇwSEって4K対応してんじゃん!こ、これが4Kの動画か!!(;゚∀゚)=3ハァハァ」と思ってた俺・・shine
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再生環境がそもそも4Kではない
実はつい最近まで、今まで撮影した動画の設定はフルHD1920×1080/30fpsだった。つまり、4K対応のSEを持っていながら、4Kをまったく体感できてなかったという恥ずかしい状態で
4K!4K!(;゚∀゚)=3ハァハァと騒いでた訳だが・・
最近、フルHD30fps→60fpsに設定を変更したら新感覚に度肝を抜かれた
fpsとは何か?
よくガンシューティングゲームの事を「FPS(ファースト・パーソン・シューティング)」と言いますが、それとは別です。映像に関する表現では、「秒間フレームレート」を意味し、1秒間に何枚のパラパラ漫画のように絵を出すか?という事です。
- 30fps:1秒間に30枚
- 60fps:1秒間に60枚
30fpsと60fpsは現実感が違う
今まで、どんな高性能なゲームハードやソフトで超美麗なグラフィックを体感してきたとしても、それは解像度が凄いのであってフレームレートは30fpsでの体感がほとんど。
同時に動画配信サービスもまた24~30fpsの映像
これにずっと目が慣れてしまっていた訳だが・・60fpsに変更する事で
30fpsと明らかに違うのが映像の遅延処理速度(移動した時のブレの残像)
30fpsと明らかに違うのが映像の遅延処理速度(移動した時のブレの残像)
つまり60fpsを知ってしまった人からすれば・・
30fpsはありえない・・といえるほどの体感の違いを生みだす
30fpsはありえない・・といえるほどの体感の違いを生みだす
物は試しと4k/30fpsとフルHD/60fpsで比較撮影(10秒)をしてみたのがこちら
4K30fpsテスト動画
フルHD60fpsテスト動画
アップロードした動画がYoutube上で4Kの選択ができる時点で4K動画と認識されています
で、これで4Kがどーの・・と語ると恥をかく落とし穴(笑)
4K動画再生のアホらしい間違いポイント
まず、4kで撮影し、4kで加工し、4kサイズでアップロードしてるので、当然Youtube上では見る側が4k画質(2016p)が選択可能です。しかし、この動画を再生する環境が4kに対応してないモニター機器の場合、4kと選択はできるものの、実際見ている映像はダウンコンバートされたフルHDです
そうなると・・解像度に差がなくなるため、fpsの違いが明確になります
もうね、30fpsと60fpsでは、どちらが映像がスムーズかって話(笑)
もうね、30fpsと60fpsでは、どちらが映像がスムーズかって話(笑)
だから4Kだと思って設定から2160pを選択した所で実際は解像度変わってない(実際はフルHDのまま)っていう事に気づいてない人もかなりいると思いますよ(;^ω^)
4k、8k、末は12kとか高画質に特化していく時代の流れだけれど、温故知新
古き中(フルHD)にも新しき(60fps)ってのが大事なんじゃないか?と感じてしまうね
古き中(フルHD)にも新しき(60fps)ってのが大事なんじゃないか?と感じてしまうね
ちなみに120fpsとか240fpsというのはスロー、スーパースロー撮影で使われます
fpsとあわせて覚えるリフレッシュレート
fpsが秒間に画像を表示する枚数に対し、リフレッシュレート(Hz)とは1秒間に画面を書き換える回数です
画像をぱっと出すのがfpsの役目、さっ!とその出した画像を消すのがリフレッシュレート。そのため、どんなに映像コンテンツ、ゲームコンテンツが高いfps性能を発揮しても再生機器が持つ画面リフレッシュレート以上のfpsを出す事はできません
例:
- テレビ:4k(3840×2160)/24Hz 再生映像60fps → 24fps
- モニター:4k(3840×2160)/50Hz 再生映像60fps → 50fps
※上記はあくまで考え方です。実際はもっと色々影響でます
4Kが残念な所いろいろ
静止画はいいが、動画になると高解像度すぎて映像のちらつきやブレが極端にわかる
リアルの映像なのに、動きに遅延があってリアルじゃない違和感。これは4k/30fpsに言える事で60fpsにすれば、遅延によるブレも気にならなくなるけれど・・
リアルの映像なのに、動きに遅延があってリアルじゃない違和感。これは4k/30fpsに言える事で60fpsにすれば、遅延によるブレも気にならなくなるけれど・・
ハイスペックゆえに時代がついてきてない
まず、現実的に4K撮影可能機材が高額になる上に、撮影する動画データの容量が膨大になり、それを保存するメモリ容量も増加し、さらにはそれを加工する専用ソフトも高機能が必要・・
おまけに4kの動画のエンコードはめちゃくちゃ時間がかかる上に、加工を終えた動画を再生する環境の問題はどうにもならない。撮影者がどんなに綺麗で高画質な4K映像を60fpsで撮影して投稿しても・・
再生するユーザー側が4kがない、60fpsに対応してないとなると・・劣化した映像の再生になり、自分が体感したクオリティを提供する事ができない
例えばYoutubeが4K動画投稿に対応した!というのは撮影者にはうれしい事だけれど、その4K画質(2160p)を安定して再生するためには、wifi環境もまた高速データ通信が安定する回線環境でなければいけない
定額で使い放題とはいえ、通信量制限があるモバイルデータ通信が普及した今となっては、例え4K再生環境が整っていても、出先で高画質映像はまずみられる事はない(wifiとかは別)
そうなるとだ・・現在ではYoutube動画の再生でも自動設定でほぼデフォルトで選択される
1080p/動画が60fps映像になっている事が実は一番見やすく快適だという事に気づく
1080p/動画が60fps映像になっている事が実は一番見やすく快適だという事に気づく
4Kより1080p60fps映像のほうが体感が違う
自分の中でもPSVR、PS4PROの登場がきっかけで4K!4K!と騒ぐようになったが、今の所、4Kテレビを持っていても、4Kコンテンツと4Kアップスケーリングに大きな差は感じられないというのも事実。解像度よりfps(フレームレート)やリフレッシュレートを大事にするべきじゃないか?と思います
今は徐々に4K動画コンテンツも増えてきたので4Kテレビ買い替え時ですね。こちらで手頃な価格で4K・HDRに対応しているのおすすめTVご紹介してます
見る側ではなく、撮る側での4KやフルHD60fpsの撮影機材としてアクションカメラもレビューしてます。他ではなかなか見られないドローン搭載しての空撮性能テストした上で、毎回個人的な性能ランキング入れ替えしてます
私は4K60pで撮影しFinalCut ProX でiMac 27に取り込んでいますが、
5Kモニターでの再生画像は明らかに4Kが優れています。
オリジナルでは私のiMac27では重すぎて編集はプロキシですが、
4K60P 静止画像の解像度は高く、2K画質とは違うプリントが作れます。
確かにBDにダウンすれば2K画質ですが、それでも優秀性が感じられます。
それも書出し画質によって異なりますが、、。
未だ不明な点も多くAppleのスペシャリストでも???という部分があります。
拝読して参考になりました。
KENZOさん いらっしゃい
(;゚Д゚)高度すぎて言ってる意味が半分くらいわからないですが
映像関連に精通されている方に参考になったと言われ恐縮です_(._.)_
>未だ不明な点も多くAppleのスペシャリストでも???という部分があります。
それは困りましたね(;^ω^)確かにRetinaディスプレイなら高解像度でも恩恵はありそうです
ただ見る側にそれに対応する再生環境(モニターが1080pでも実質4K可能)がなければ意味がないジレンマ
Retinaディスプレイがベースのテレビが普及すれば小型モニターでもクオリティを実感できるんですが
ビジネス上APPLEが家庭用テレビやデスクトップモニター普及の方向には行かないでしょうしね(;^ω^)モバイル端末で見る時代ですし
あとは映像コンテンツしだいですね
4Kとか高解像度を売りにする映像は動きのすくない静的な景色をよく見せますが(ドローンの空撮など)
スポーツやゲームなど激しく映像が変わるコンテンツの場合、4Kの恩恵はあまり感じられないです
また、その場合解像度よりもfpsとリフレッシュレート重視のほうが残像がなく見る側の負担がない
という意味では、映像を提供する側はエンコード画質しだいといった所
最近、使ってるDJI Osmopocketは1080p/60fpsで撮影すると
映像ビットレートは80000kbpsという非常に高いkbpsで出力されていて、めちゃくちゃ綺麗です
4k/60fpsでの撮影もできますが・・確認する自分のモニターが4Kじゃないので違いがわからないという(笑)
結局は技術がいくらめまぐるしく進歩してもその良さを体感できなければ意味がないので
見る側の満足度(クオリティ・再生環境)を考えた方向性が大事って事ですね(;^ω^)