これから初めてバイオリンを始めるという初心者が、自宅でも周りの騒音を気にせず練習できるサイレントエレキバイオリン「ammoon 4/4ソリッドウッド 電気サイレントバイオリン」をご紹介。最初から必要な道具が全部セットなので、届いたらすぐに練習ができます
このページの目次
サイレントバイオリンを買ってみた
バイオリン未経験の初心者なので、とりあえず、全部道具が揃っているサイレントバイオリンセットを購入しました。楽器と弦があれば音がなる・・と軽く考えてましたが・・必要な道具って色々あるものですね
サイレントバイオリン セット内容
- バイオリンケース
- バイオリン
- 弓毛
- 松脂
- チューニングマシン
- ヘッドホン
- 駒(スペア)
- 弦(スペア)
- ラインケーブル
届いてまず驚いたのはその軽さです。ケースに入った状態でもふわっと指二本で持ち上げられる軽さでしたが、本体はもっと軽くてさらにびっくり(゚Д゚;)
サイレントバイオリンの音量
自宅で練習しても音がうるさくないのが売りでもあるサイレントバイオリンの音量について、騒音チェックアプリで調べてみました
顎をのせて耳元で鳴る主観での音は結構大きいですが、わずか30cm程、距離が離れると70dB(静かな掃除機)、1~2m先になるともはや人の話し声程度の音量になるので、周りへの騒音を気にする事なく練習に没頭できます。
ヘッドホンも使えて録音もできる
また、サイレントバイオリンの背面にLINE/MIC/イヤホンジャックがついているので、ヘッドホンをつけて利用できるほか、外部機器(スピーカーや録音機)に出力する事もできます
初心者が知らないバイオリンあるある
ギターやベースなど一般的な楽器経験があっても、バイオリンという弦楽器に初めて触る事になる人は意外としらないバイオリンについての情報です
bow(弓毛)に松脂を塗らないと音が鳴らない
初心者なので弦に対し、弓をこすらせれば音がなる!・・と思ってましたが、商品が届いた状態ではまったく音が鳴りません。付属の松脂をこすりつける作業を行います
「松脂の付け方」など動画を見ましたが、演奏前に1~2回往復する・・というのは松脂がある程度ついている状態であって、最初は弓毛はすべすべで摩擦がありません。そのため、根気よく上下に10cmくらいの幅で小刻みにこすりながら塗っていく作業を・・1時間くらいやる事をおすすめします
松脂を軽くこする際に、摩擦を感じるレベルになったら、あとは演奏前に1~2回、根元から頭の先まですーっと通しで松脂をつけるくらいでOK。松脂がつけすぎた場合は、弦を弾いた時に白い粉がでます。少なすぎると弦はかすれた音になるので、その辺は微調整ですね
チンレストはあるが肩当てがない
バイオリンは顎と肩で挟み、腕を極力楽な体勢にして演奏し、演奏途中の休憩時も顎と肩だけで挟みます。しかし、この製品には、チンレスト(顎乗せ)はついてますが、肩当てパーツがセットになっていないため・・顎と肩で挟む・・と鎖骨が痛い( ;∀;) なので、別途こちらのパーツも購入(ammoon4/4対応サイズ)
肩当てがないと腕で支えてしまうため、ビブラートなどの微妙な指の動きができなかったのですが、この製品を取り付けてからは左手が自由になったので運指が楽になりました(^O^)
弦は軽く触れるだけで音がでる
運指がうまくいかない原因として、弦を強く抑えすぎというのがあります。ギターやベースなど、弦をフレットに押さえつけて弾く楽器の場合、しっかりと押さえつけないと弦がミュートになってしまうのですが、バイオリンの場合、軽く触れて押すくらいで、弦を板に押し付けなくても伸びやかな音がなります
またその軽く抑え、元の状態に戻るというわずかな指の動きを繰り返すとビブラートがかかります。根本的にギターやベースなどと違う点なので、そこに気づくと、運指の劇的な成長があるかも?
サイレントバイオリンのチューニング方法
弦のチューニングは他の弦楽器と同様にペグを回して弦のキーを調整するのですが、結構力加減が難しく、油断すると4弦でもばつーん!って切れてしまいます(幸い、予備弦がついてたのでセーフ)
1弦:E 2弦:A 3弦:D 4弦:G
弦のチューニングには付属のチューナーがあるので、初心者でも安心です。音をある程度まで調整したら、アジャスターファインチューナーのつまみを回して微調整します