DOOGEE X9 Proというスマートフォンについて詳しくレビューします。ほとんどが性能やスペック紹介ばかりだと思うので、ここでは実際に利用する場合、どういうセットアップをすれば使えるのかについて解説。これは会社で持たせる業務用とかに向いてるかもね
DOOGEE X9 Pro開封の儀式から起動まで
- X9 Pro本体
- 充電用USBケーブル/電源アダプター/国内用アダプタ
- TPUケース/スクリーンプロテクター
- ユーザーマニュアル
- KKmoon スマートフォンスタンド
まったくもって使い方に関する説明はないので、以下の使用レビューを参考にしてください
付属のアタッチメントとして、スマホスタンドと国内用の充電アダプターが付いてます。大元が中華圏のコンセントプラグがはいってますが、国内で使えるA型に変換できるコネクターもついてます。どっちも100~240Vの国際電圧、50/60HZ対応で使えるので大丈夫です
電源は横のボタンを長押し・・・長押し・・・・・・?あれ?充電切れてるのかな?(;´・ω・)と思って電源を繋いでみるも、まったく通電されない・・!?おかしいな・・まさか不良品じゃねーだろうなΣ(゚д゚lll)ガーン
「DOOGEE X9 Pro 電源の入れ方」とか色々ググってみたけど情報がない。バッテリーが悪いのかな?と思ってケースを開けてみる事に・・。蓋は裏側の左下に爪をひっかけるとぱかぱか簡単に開きます
バッテリーと本体の通電コネクタにビニールテープ!?(゚Д゚;)見た事ねーよ
普通はバッテリーを引っ張り出すためのシール(PULL)って感じでついてるものなんですが、まさかの通電コネクタ部分を接触しないように貼っているという・・。でも、これ冷静に考えれば、常に待機状態でバッテリーの劣化を防ぐ安全対策として正解。(バッテリー入ったまま、いつ出荷されるかわからないからね)
しかし、こんだけ薄くて3000mAh(本格的なドローンを飛ばせる)ほどの大容量バッテリー積んでるんだから、スマートフォンって凄いですよね(;´・ω・)
そんな訳で、バッテリーのビニールを外したら無事電源が長押しで付きました。最初から約90%ほど充電されている状態でした
電源が付いたら、基本英語の画面が続くので、とりあえず説明が全部終わる所までスキップします。待ち受け画面には最初からGoogleストアアプリが入っている状態です。
設定項目からLaungageを開き、言語一覧の一番下にある「日本語」を選択すると、スマートフォン内で表示される全ての項目が日本語になるので一安心
さっそく、アプリとか色々検索・・おや?キーボードの入力に日本語ができない!?・・(;´・ω・)
設定で言語を変更しても、日本語入力ができない状態なので、WIFIを接続してGoogle日本語入力アプリをダウロードする必要があります
お!(;´・ω・) a(5Ghz)で繋がってるぞ!
公式のスペックでWiFi 802.11a / b / g / n;サポートホットスポット対応の記載だから、おそらくna(5Ghz)で高速ダウンロードですいすい!無事に日本語のキーボード入力もできるようになりました
ここまでで、WIFIモバイル端末として利用できますが、電話として利用するために、SIMをセットアップ。X9 ProはデュアルSIMという事で、裏蓋を開けてみると、確かにSIMスロットが二つでてきましたが・・・
デュアルSIMではあるけれど、SIM1スロットはマイクロSIM、SIM2スロットはナノSIMと、それぞれ違うSIMをセットするタイプのようなので、同じタイプのSIM二枚差しではない模様です。とりあえず、普段二台持ちにしているモバイルルーターからso-net(DOCOMOのMVNO)のSIMを入れてみた所、正常にSIMとして認識されたのを確認
通信を受信するためにモバイルネットワーク設定から→APN情報を入力していきます
(※通信業者別にAPN内容が違うため、契約しているSIM会社参照)
設定を終えて、追加したAPN項目を選択すると、3Gから→4Gに変わり、ちゃんとDOCOMOの4Gの電波を掴んでいる事が確認できました。公式スペックにも以下のように記載されているとおり
最初は3Gの2100Mhzを拾いましたが、APN設定で4Gを優先ネットワークにしたため、4GのBAND1(2100MHz)か、BAND3(1800MHz)を拾ったようです
- 2G: GSM 850/900/1800/1900MHz
- 3G: WCDMA 900/2100MHz
- 4G:FDD-LTE 2100/1800/2600 / 800MHz(Band 1/3/7/20)
ちなみに、nanoSIM側に普段利用しているAUのsimを入れてみた所、auのsimだね?という認識まではされましたが、電話及び通信は繋がらなかったので、auは使えません
詳しい方の話による、デュアルSIMという二つのスロットを抱えた携帯の場合、よほど高ペックではない限り、片方は2G通信になり、日本国内では2Gは使えないそうです(;´・ω・)なので、実質、マイクロSIMで4Gが使えるシングルスロットの普通のスマホと一緒と考えましょう
さて、マイクロSIMは4Gで利用できるという事がわかったので、WIFIに接続し直してさらにセットアップを進めると、何やら自動的にOSのアップデート候補が表示。
バグフィックスなどのマイナーアップデートが昨年12月にきている模様なので、さっそくアップデート開始。OTA(無線接続でのデータの受信・同期)なので、バッテリー残量が30%以上で行う必要があります。
カメラ機能に関しては、自動焦点修正でピントを合わせてくれる支援機能や音声入力でキャプチャー!、もしくははい、チーズと言えば、撮影してくれるオート機能もついてて、結構綺麗に撮影できます
はい、チーズ(笑)( ̄▽ ̄) (゚Д゚;)ヤリヤガッタ
動画に関しては、録画iした映像を再生する際の最初の音量がノイズキャンセルされるまで?(;´・ω・)とは思ったけれど、再生して数秒で元に戻ったので、期待しなければ録画機能も使えます
まとめ:DOOGEE X9 Proは業務用・初心者向けの格安スマホ
IPHONEなどの最新機種や、その二個前の型と比べても、総合的な性能は低いです
ただ、OTG対応や、Android6.0(OTAで自動更新)、高速指紋認証、カメラやビデオ機能など、必要な機能は揃ってて、スマートフォン導入コストはかなり格安に収まるのはメリット
例えば、社用で持たせる業務用のスマートフォンとして利用する場合
- 基本通話+最低限のネット通信量SIM契約に収まる
- 社内でのネット利用はWIFIを使い通信量を抑えられる
- カメラ機能や録画機能はそこそこ使える性能
- ロック解除は指紋認証で情報漏えいは最低限守れる
- ゲーム専用で遊び倒せるほどの高スペックではない
無駄にハイスペックで大容量のデータ通信なんかいらない、050の番号ついて、最低限の通信アプリが使えればいいので、社員一人当たりSIM一枚契約で十分(≧▽≦)会社で使う時は、会社のWIFI
OSのAndroidも6.0と比較的新しいだけでなく、OTAで定期的に自動更新でマイナーアップグレードされるので、セキュリティ面での不安もある程度解消(※不安な場合は、セキュリティアプリを導入可能)
また、子供にスマホを持たせる場合や、いまだにガラケー使ってるおじいちゃん、おばーちゃんなど、家族に初めてのスマートフォンを持たせる場合も同様。最先端のハイスペックじゃなくてもスマホアプリが使える
ガラケーからスマホにしようかな~と思いつつも、そんなに高額じゃなくていい、電話とメールとアプリ(skypeやLINE)が使えればいいやという人向けのスマートフォンです
- OS: Android 6.0
- 画面/解像度: 5.5 inch, 1280 x 720 pixels HD screen
- MicroSDカードスロット:16GBまで
- USB:OTG対応
- WiFi:802.11a / b / g / n;サポートホットスポット
- Bluetooth:4.0
- 電池容量:3000mAh
- 言語:日本語対応
ただし、利用するには以下の条件に気を付けましょう
- SIM:マイクロSIM(DOCOMOのMVNOは動作確認)
- 3G: WCDMA 900/2100MHz
- 4G:FDD-LTE 2100/1800/2600 / 800MHz(Band 1/3/7/20)